「ostinato overdose」キャストインタビュー公開!

みなさま、こんにちは!宣伝担当です!

先日発売となりました、セルフカバー第2弾「ostinato overdose」。
みなさま、もうお聞きいただけましたでしょうか。

今回は、楽士として魂の叫びを奏でていただきました、
キャスト陣のみなさまのインタビューを公開したいと思います!
まずその前に、『Caligula -カリギュラ-』プロデューサーの山中より、
コメントが届いておりますので、そちらをご覧ください。


カリギュラシリーズプロデューサーの山中です。

「ostinato overdose」を配信するにあたって、
熱く要望をくださったユーザーの皆様本当にありがとうございました!

本企画を実現することができたのは、
間違いなく皆様の期待と声援のおかげです!
(そして自社での配信という初めてのカタチを模索して実現に向けて動いてくれた
多くの関係者の方々にも改めて感謝です……!)

個人的にも久々にキャストと収録で再会して、
カリギュラの現場の楽しさを再確認しました。
収録の熱、楽曲のクオリティ、歌詞の解釈、歌唱による表現……
1曲の歌の中にどれだけ意味と哲学を詰め込めるか、
頭を悩ませつつもとても楽しい時間です。

そして、それは既にカリギュラがどういう作品かを熟知しており
メッセージを読み取り、受け取ろうとしてくれる
ユーザーの皆様との信頼関係がなければ成し得ない、とても高度で贅沢な遊びです。
この幸福を改めて噛みしめることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます!

同じ気持ちと熱量で今回収録に参加してくれたキャストの皆様にも
インタビューを行いましたので、是非そちらも御覧ください!

それでは、キャストインタビュースタートです。


 

Lucid役:沢城千春

■ひとまず、収録を終えて一言(疲れた、楽しかった・・・などなど。)

非常に楽しく収録させて頂いたという感じでございます。
この曲は1人で最初から最後まで歌うので
細かい部分まで自分なりにこだわりを持って、
何回もリテイクしながら収録できました。
お陰で、満足いく曲に仕上がったと思っております。
楽しかったです!ありがとうございます。

■今回のキャラソンの話を聞いたときの感想

また、こうして『カリギュラ』に関わらせていただけて、嬉しく思いました。
僕自身、ゲームもアニメも主人公、
主役を務めさせていただいて人一倍思いれもあるので、
ホントに『カリギュラ』に関わることができて、とても感謝です。

■今回の楽曲で聞いてもらいたいポイント(苦労した点などでも)

キーが高かった(笑)。僕のキーチェックの問題なんですけどね(笑)
最初は歌えると思って、いざ練習始めたら思いのほか高いっていう(笑)
収録始まってギリギリ歌えたんですけど、
頑張って歌うことで危機感迫る雰囲気が出たり、
苦しいという感情が乗っかって、
この曲には、合っていたかなと思います!

■最後にユーザーに向けてコメントをお願いします。

4周年ということで、こんなにも作品が長く続くことは、
演者にとって非常にうれしいことです。
4周年と言わず、5周年、10周年、20周年、30周年と(笑)
続いていく作品になったらすごく嬉しいですし、
そうなるように微力ではありますが、
頑張って宣伝等お手伝いさせていただきたいと思います。
今後ともカリギュラをよろしくお願いいたします。


 

Stork役:仲村宗悟

■ひとまず、収録を終えて一言(疲れた、楽しかった・・・などなど。)

Storkを久しぶりに降ろしたんですけど、めっちゃ体力使いますね。
でも、歌の収録史上、一番笑った収録だったかもしれないです(笑)

■今回のキャラソンの話を聞いたときの感想

正直、「カリギュラOD」発売から時間が経っていたので、
収録することはないのかなと思っていたんですけど、
みなさんの声が届いて、
今回実現したと聞いたときはやっぱり嬉しかったですね。
「やっとだ!歌える!Love Scope!」
と思って嬉しかったですね。

■今回の楽曲で聞いてもらいたいポイント(苦労した点などでも)

もうホントにAメロの一言目からしっかり、しっかり聞いてください(笑)
一言目からStorkが何を伝えたかったのか、
(コンポーザーの)DECO*27さんが代弁してくれた曲なので。
ポイントを挙げるなら……
“もう顔に出ちゃいそうだよ”の部分は必聴ですね!
DECO*27さんが一番伝えたかった部分だと思うので。(笑)

■最後にユーザーに向けてコメントをお願いします。

こういう役を今までやったことがなく、Storkという変態紳士を演じて、
これが転機になっていろんな役に挑戦できるようになった作品なので、
今でもこれだけ愛されているのは、僕にとってもすごく嬉しいです。
これからも『カリギュラ』の世界が広がっていくことを
いちファンとして望んでいますし、
またどこかで奇跡が起きてStorkを演じられたらいいなぁと思っています。
みなさん、これからも『カリギュラ』をよろしくお願いします!


 

梔子役:茜屋日海夏

■ひとまず、収録を終えて一言(疲れた、楽しかった・・・などなど。)

抜け殻になってます(笑)
この収録を行うにあたって、
梔子ちゃんがマスクなしで奇跡的に歌えているたった1回の「おんぼろ」だな。
というつもりで臨んでいて。
梔子ちゃんの作曲する気持ちを体験しようかなと思って、歌詞を書き起こしたり、
ちょっとピアノも触ってみたりして、どんな気持ちなんだろうなと考えたりとか、
それなりに自分の喉をからしてみたり……。
この1曲にかける思いが自分的にすごく大きかったので、
収録が終わって抜け殻になりました。

■今回のキャラソンの話を聞いたときの感想

本当によかったね。という素直な気持ち。
梔子ちゃんはゲームでも肉声で喋れなくて、現実でも声すら出せない。
メビウスは拠り所として、μに自分の気持ちを歌ってもらっているけれど、
どこかで自分でも歌いたいと思ったこともあるんじゃないかな。
と思っていたので、
今回歌う機会をもらえて、自分のことのように超幸せでした。

■今回の楽曲で聞いてもらいたいポイント(苦労した点などでも)

感情の波を1曲丸々通して、楽しんでもらいたいですね。
ここっていうポイントは、
”おんぼろ”ってワードがいっぱい出てくるんですが、
それぞれ違った”おんぼろ”の感情表現になっているので、
そのキーワードを聞いてもらいたいです。

■最後にユーザーに向けてコメントをお願いします。

まずは4周年おめでとうございます。
『カリギュラ』はホントにいろんな展開が広がっていくなと思っていて。
最初に梔子に出会って、
自分の人生においてこの子を演じられてよかったなと心から思うので、
まだまだ梔子として参加させていただきたいですし、
キャストとしてもいちファンとしても、
まだまだ『カリギュラ』を広げていきたいなと思っております。


アルバムジャケット画像

<<アルバム情報>>
■アルバム名
ostinato overdose
■収録曲
1.SuicidePrototype/Lucid(CV 沢城千春) [鬱P]
2.Love Scope/Stork(CV 仲村宗悟) [DECO*27]
3.おんぼろ/梔子(CV 茜屋日海夏) [ピノキオピー]
■配信先一覧
https://linkco.re/VM21yxBt

「Caligula –カリギュラ-」公式YouTubeチャンネルでは、
本楽曲の一部を聴くことができる視聴ムービーを公開中です。
楽曲の魅力に少しだけ触れることができます。
■『ostinato overdose』クロスフェード
URL:https://youtu.be/PA6BoJSSq60

セルフカバー第2弾「ostinato overdose」配信開始!

こんにちは!宣伝担当です。

みなさま、大変お待たせいたしました。
2020年6月に「Caligula -カリギュラ-」シリーズ4周年として、
発表しました、セルフカバー第2弾が配信開始となりました。

アルバムジャケット画像
<<アルバム情報>>
■アルバム名
ostinato overdose
■収録曲 
1.SuicidePrototype/Lucid(CV 沢城千春) [鬱P] 
2.Love Scope/Stork(CV 仲村宗悟) [DECO*27] 
3.おんぼろ/梔子(CV 茜屋日海夏) [ピノキオピー] 
■配信先一覧
https://linkco.re/VM21yxBt

「Caligula –カリギュラ-」公式YouTubeチャンネルでは、
本楽曲の一部を聴くことができる視聴ムービーを公開中です。
楽曲の魅力に少しだけ触れることができます。
■『ostinato overdose』クロスフェード
URL:https://youtu.be/PA6BoJSSq60

また配信を記念して、
キャストのサイン色紙が当たるプレゼントキャンペーンを実施!

【応募方法】
1:カリギュラ公式Twitter(@caligula_GAME)をフォロー
2:欲しいサイン色紙のキャンペーンツイートをリツイート
※お一人様、すべての声優サイン色紙に応募可能ですが、当選はそのうち1枚とさせていただきます。
また、複数リツイートをしても当選確率は変わりませんのでご了承ください。
resizeリリース用【TWCP】カリギュラOD_ルシード
resize_リリース用【TWCP】カリギュラOD_ストーク
resizeリリース用【TWCP】カリギュラOD_梔子
【応募期間と当選告知】
応募期間:2020年11月16日(月)~2020年11月29日(日)
応募期間終了後、当選者にはTwitterのダイレクトメッセージでご連絡し、
賞品の発送先住所等をお聞きいたします。
※お聞きした個人情報は本キャンペーンのプレゼント発送にのみ使用いたします。
※お客様のご住所が不明・連絡不能などの理由により
賞品がお届けできない場合は当選を無効とさせていただきます。

みなさまのご応募お待ちしております!

『カリギュラ』シリーズ4周年!2大新展開発表!!そして…

みなさん、こんにちは!
宣伝担当です!

本日、6月23日で『カリギュラ』シリーズ4周年を迎えました!
みなさま日頃の応援、ありがとうございます!

さて、本日は4周年を記念した2大新展開の発表です。

【新展開①】オスティナートの楽士たちによるセルフカバー第2弾が制作決定!
ゲーム中でμが歌唱する楽曲を、製作者である楽士たち自らがカバー。
多くのファンからの要望に答え、
「Caligula Overdose」で追加された3曲を。
沢城千春(Lucid役)、
仲村宗悟(Stork役)、
茜屋日海夏(梔子役)が歌いあげます。
発売日など詳細は公式Twitterにて、後日発表予定!
②

【新展開②】シリーズ初となる舞台化決定!
『Caligula Overdose/カリギュラ オーバードーズ』が
シリーズ初となる舞台化決定!
公演は2021年1月を予定しており、
キャストなどは公式ブログ、公式Twitterで随時発表予定。
③

プロデューサー山中拓也コメント
―――――――――――――
カリギュラは本日4周年を迎えました。本当にありがとうございます。
2016年に一作目となる『Caligula-カリギュラ-』
2018年に『Caligula Overdose』とTVアニメ化ときて、
2020年にはなんとカリギュラ初の舞台化
というニュースをお届けすることができました。

これもひとえに応援してくださるファンの方々が
4年間カリギュラについて話し、意見を交わし、
周りに薦めてくださったおかげです。
とてもとても小さなところから始まった本作が、
アニメや舞台など新たな展開のお誘いがくるようになるのはきっと、
外から見ていても“ファンがアツいコンテンツ”である
ということの証明であり、
その熱を絶やさないでくれた皆様に感謝の気持ちでいっぱいになります。

僕もできる限り舞台化に関して、
制作の皆様と意見を交わさせていただき、
きちんとカリギュラが大事にしているものを保ち、
舞台という新たな形でも表現できるように力を尽くせればと思います。

楽士セルフカバーの『ostinato OD』。
ファンの方からの要望も多く、
僕自身もずっと作りたがっていたのですが様々な事情で実現が難しく……
水面下で何度もチャレンジをしていて、
ここまで時間がかかってしまいました。
4周年に間に合ってよかったです。
盤にはならず、デジタル配信onlyという形になりますが、
楽しみにしていただければ幸いです。

そして最後に4周年記念に用意したイラストですが……
多くは語らない方向で。

5周年に向けて新たな景色を見せられるように
制作陣一同引き続き頑張りますので宜しくお願いします。
―――――――――――――

4周年記念イラストは、
公式Twitterにてご覧ください。
UEL:https://twitter.com/caligula_GAME/status/1275081109106122754

『Caligula in concept cafe カフェ メビウス』 開催決定!

こんにちは!宣伝担当です!

2020年1月9日(木)より開催される、
『Caligula in concept cafe カフェ メビウス』
の詳細が決定しましたので、お知らせいたします!

 

◆開催期間
・2020年1月9日(木)~2020年1月26日(日)

◆開催店舗
CONCEPT CAFÉ(コンセプトカフェ)
東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷modi 7F
03-6712-7313
営業時間:11:00~21:00(ラストオーダー 20:30)

◆メニュー
1912_カリギュラ_メニュー表_1220
カリギュラ登場キャラクターをイメージしたドリンクとフードメニューが登場。寒い季節にぴったりのホットドリンクや、
開催期間中に誕生日を迎えるキャラクターの
バースデーケーキもご用意しております。
そして、禁断の「デビルマンモー」メニューも…。

◆特典
1912_カリギュラ_メニュー表_1220
①ペーパーランチョン:カフェ店内ご利用でお一人様1枚プレゼント
②コースター:コラボメニューご注文で、
1品につき1枚プレゼント(全24種/ランダム配布)

内装には、
『Caligula Overdose/カリギュラオーバードーズ』のキャラクターたちの
パネルがずらりと登場!
しかも今回は初の楽士たちのパネルも!
カリギュラの世界観に浸れること間違いなし‼

 

さらに、
カフェの向かいのスペースにて、POP UP STORE開催決定。
新商品を含むカリギュラのグッズを取り扱う予定です!

◆開催概要
Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ- POP UP STORE
開催期間:2020年1月9日(木)~1月26日(日)
場所 :HMV&BOOKS SHIBUYA 7階
〒150-0041  東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷modi 7F
TEL 03-5784-3270
営業時間 10:00~22:00 HMV&BOOKS SHIBUYA  https://www.hmv.co.jp/select/hmvbooks

◆商品一例
【POP21】「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」【POP21】「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」【POP21】「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」re[A4]カリギュラ商品一覧◆特典
購入者特典:税込1,500円お買い上げ毎に、
しおり1枚をプレゼント(全25種/ランダム配布)
re[A4]カリギュラ_特典

 

みなさまのお越しをおまちしております!

アート展キャプション公開 ~レアイラスト編~

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展のキャプション公開第5弾!

今回で最後となるレアイラスト編です!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。

 

■ 帰宅部 私服DLCイラスト
私服衣装
本編とは切り離されたものだし、楽しくやりましたって感じですよね。(山中)

学生服っていう制約の中での自分らしさにとどまらず、
ノールールだったので楽しかったですね。こういうの着そう~みたいな。(おぐち)

そうですね、結構カリギュラのファッションを考えるときって
「こういう人ってこういうのを好むよね」みたいな僕らの中での
「ファッションあるある」みたいなのがヒントになってたりしますよね。(山中)

そうですね。
キャラクターというよりは実在する人間のつもりで話せるのでスムーズですね。
(おぐち)

■ 帰宅部男子 店舗特典イラスト
店舗特典男子
女性向けのお店向けの特典ということだったので、振り切りましたね。
多分このシリーズが作品の中で
一番お客さんの方向を向いて作ったんじゃないですか(笑)
楽しかったですね新鮮で。(山中)

そうですね、ちゃんとお客さんの顔を浮かべて描いた感じですね。
学校ジャージとかも描けてよかったですね。
彼らの新しい一面を見れたような。(おぐち)

確かに。維弦突き指しそうだし、
笙悟多分授業でないだろうし……想像が膨らみますよね。
絵のサービス精神のなかったカリギュラの唯一の良心というか。(山中)

この段階に至るまでそれを描いてこなかったのが驚きですけどね。(笑)(おぐち)

■ 帰宅部女子 店舗特典イラスト
店舗特典女子
逆にこちらは男性向けの店舗特典ですね。(山中)

なんか、これ描いて、
はじめて「この子たち可愛い子だったんだなぁ」って思いましたね。(笑)
こっちが気付かされると言うか。(おぐち)

わかる。ドキッとさせられるというか。(山中)

皆が皆好きになってほしいとか、可愛く思って欲しいとか、
考えて作っていなかったので、
いざみんなを可愛く描いてみたら新発見があるというか。(おぐち)

作ってるからこそ、この子たちがどんな子でも愛を持って、
可愛いなと思って展開していくんですけれど、
一般的に見てもこの子たちは可愛いんだなぁっていう……
なんでしょうねこの感覚。(山中)

■ バレンタインデー イラスト
02_バレンタインイラスト
バレンタイン用に描いてもらったイラストですね。
バレンタインだけどピンクにはしないぞというひねくれを感じます。(山中)

たしかに。
作品が一段落ついてからの絵だったので、縛りなく描けて楽しかったですね。
バレンタインにもいろんな側面があるんだぞというね。(おぐち)

そういう意味では琴乃の表情がいいですね。
彼女の持つ小悪魔性というか、
発売前の立ち絵では隠しておかなければいけない部分が出てて良いですね。
こういう絵を無限に見ていたいです。(山中)

■ ホワイトデー イラスト
03_ホワイトデーイラスト
ホワイトデーイラストです。バレンタイン得票数トップ2ですね。(山中)

あ、このとき3Dにハマッている時期ですね。
見返すと技術のブームが見返せて面白いです。(おぐち)

あ、たしかに。絵描きさんって絵柄が変わっていくんですよね。
特におぐちくんは色んなものを吸収していくし激しい……
本来作品の絵柄って安定化させるために
ある意味それを止めなきゃいけないんですけれど、
その変化が作品を押し上げてくれる側面もあるので僕はアリかなって思ってます。
作風が固まったベテランではなくて、
当時大学生だったおぐちくんという若手を起用するならば
その変化をも楽しむのがこの作品なのかなって。(山中)

■ Twitterイラスト 鳴子
13_プライベートイラスト_鳴子
Twitter用のイラストですね。誕生日が近かった鳴子です。(山中)

これなんで描き始めたんですっけ。(おぐち)

居酒屋で話してたら「描きますよー!」って言ってくれたんで、
個人的に発注したんですよ。まだおぐちくんに時間があった頃でした。(山中)

あー!また描きたいなぁ……。
ポーズ的に下着が見える角度になったんですけれど、
なんか悪いことしてる気分になりました。
他の作品だとそんなこと気にしたことなかったんですけれど、
きちんとカリギュラの子たちを人間扱いしてるんだなって気づきました。(おぐち)

■ Twitterイラスト 鼓太郎
11_私服イラスト_鼓太郎
これもTwitter用です。
どんな服を着るだろうみたいな話の延長線上で進みましたね。(山中)

そうですね。
どのブランドが似合いますかねぇみたいな話も
この時期良くしていた気がします。
後の私服DLCの話にもスムーズに移行できた感じもしますね。(おぐち)

あ、鼓太郎のアウター3Dですかね?(山中)

そうですね。
当時触ってたソフトが服の陰影のシミュレーションできるソフトだったので、
3Dと絵をミックスするのにハマっていた時期ですね。
技術を試せるのでありがたかったです。(おぐち)

■ Twitterイラスト 美笛
12_私服イラスト_美笛
こちらもTwitterイラストです。美笛のアナザー衣装みたいなイメージですね。
着ている服が違えば、人って印象ガラリと変わるよねというのがテーマですね。
特に美笛ちゃんみたいな元気な子の艶っぽい一面もいいですよね。(山中)

そうですね。カリギュラのキャラクターって不思議なもので、
どんな出来栄えになるか着せてみるまでわからないんですよね。
描くたびに新しい一面があってとっても面白いです。
一次創作者にあたると思うんですけれど、
そんな僕も二次創作したくなるキャラクターかなと思いますね。(おぐち)

■ Twitterイラスト 笙悟
リクエスト絵完成【省吾】
ゲームで表現できなかった一面が、
こういう自由なイラストを描く機会を
もらえると表現できて嬉しいですね。(おぐち)

そうですね。
ゲーム仕事だとどうしても発注できる数も予算も決まっているので、
必要じゃないものを描いてもらうの難しいので、
こういう発注ができたのは良かったですね。(山中)

たまに聞かれるんですけど、カタルシスエフェクトの形状とかも、
もっと自由に解釈して描いて良いんですよね。
心の在り方なので日によっては
大きさも形状も違うのかもしれないなぁって思ってます。
真似して描く場合は自由に!(おぐち)

なるほど。
「この世に事実などなく、あるのは解釈だけである」ということですね。
ニーチェですね。(山中)

■ Twitterイラスト 茉莉絵玉座
リクエスト絵完成【水口椅子絵】
ゲーム中には使うシチュエーションがなかったので、
作れなかった茉莉絵の玉座絵ですね。
どうしてもないのが心残りだったのでお願いしました。
作れてよかった。(山中)

そうですね。描いてあげれてよかった。
小説版も是非読んでほしいですね。
イラストも描いたので。(おぐち)

小説版は読んでおくといいことがあるかもしれない……。
玉座絵は本当にあがってくるたびに興奮してましたね。
座り方で個性付けするという試みです……(山中)

■Twitterイラスト フラワープリンセス
リクエスト絵【フラワープリンセス】
ユーザーからのリクエスト絵でフラワープリンセスですね。
TVアニメでも活躍していましたね。
ゲームではできない表現ができてよかったです。(山中)

アニメ面白かったですね……
描きたいなって思って描いちゃいました。(おぐち)

彼女たちが楽しそうに幸せそうに
むしゃむしゃ食べているものが
周りから見ると汚泥に見えているという
シチュエーションも素敵ですね。(山中)

■ Twitterイラスト イケP
リクエスト絵【イケP】
これはもう錦鯉みたいなアウターに目が行きますよね。(山中)

資料として服を調べていると、
この服カリギュラのこの子に合いそうだなぁっていう
目線で見てることがあって。
この錦鯉に似た服が実際にあってですね。
これを見たときにイケPだって思いました。(おぐち)

多分受け取り方としてはダサ!って思わなきゃいけないんですけれど
イケPが楽しそうだし堂々としてるし、なんか泣きそうになります。
周りのはだけた女の子たちも、
ゲームでは描写できないけど実際こういう感じだったんでしょうね。(山中)

■ 電撃PlayStation表紙
電撃表紙完成2
カリギュラ始めた頃から表紙が取りたいという話はしていて、
3年越しの悲願達成でしたね。(山中)

要素も多いですね。3年間の思いが溢れちゃった感じがします。
世間で受け入れられる
ビビッドでカラフルなものじゃない美しさを目指してやってきたものが、
全国紙の表紙を飾るというのは感無量ですよね。(おぐち)

やっぱり、絵ってどこに載るのかも重要じゃないですか。
この場合はカリギュラを知らない人も触れるかもしれない。
だからこそ手にとった人が気になるものを
詰め込もうという気持ちはありましたね。(山中)

カリギュラの絵は仕事を発注する→受けるという関係では描けない絵なので、
今後もこういうイメージがふくらむ絵を描いていきたいですね。(おぐち)

アート展キャプション公開 ~シリーズ変遷イラスト編~

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展のキャプション公開第4弾!

今回はシリーズ変遷イラスト編です!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。

■『Caligula -カリギュラ-』キービジュアル
aカリギュラキービジュアル
キービジュアルってのは作品がどういうものかを表すものなんですけど。
明るい場所にいるラスボスと、
悪役のように暗い場所にいる主人公というキーワードで作った絵ですよね。(山中)

主人公たちのやることも、μたちのいる世界にとって
悪でしかないということを表せたらいいなって感じですよね。
それぞれの立ち位置があやふやなのもカリギュラの魅力なので。(おぐち)

これが作品としてはじめて人の目に触れる絵だったので、
μちゃんを可愛いって思ってもらうこと。
この子が殺すべき対象になるなんて
思いもしないようなビジュアルにしたかったですね。
そのいびつさがカリギュラの
ファーストインプレッションとしては正しいのかなって。(山中)

■『Caligula -カリギュラ-』パッケージイラスト
カリギュラ パッケージ(レイヤー別
主人公のことを慈母のように包み込むμと、
それに対して銃口を向ける主人公というのは最初から決まっていて、
それをどういう構図に収めるかというだけの話でしたね。(山中)

自分のことを愛してくれる相手に、エゴを突き通すというものですからね。
店頭に並ぶということなので、
多くの人が気になって想像が膨らんで
手にとってもらえるようなものを目指しました。
自分の絵が店頭に並ぶのは嬉しかったですねぇ。(おぐち)

■『Caligula -カリギュラ-』1周年記念イラスト
一周年イラスト3
主人公側がμを攻撃する絵面、どっちが味方かわからない、
という意味でキービジュアルとパッケージの間の子みたいな絵ですよね。
後のLucidを感じさせるかのように主人公の顔がちょっとずつ悪く……。(おぐち)

どんどん顔つきは悪くなっていきますよね。
からっぽの器としてスタートした主人公なんですけれど、
そこにプレイヤーの皆さんの気持ちがどんどん溜まっていって
悪くなってきたのかなとすら思ってますけどね。(笑)
メビウス側にいたい、楽士側にいたい、現実最悪、
という気持ちが反映されてLucidになっていったのかなぁ。(山中)

■『Caligula Overdose』キービジュアル
キービジュアル
絵の中にシンボリックなものは散りばめていきたいというのは常にあって、
何故こういうポーズなのか、何故こういう花なのか、
というのは考えていますね。
μをそれぞれの立場とエゴから取り合っている感じですね。これは。(おぐち)

μの表情って芝居として常に相手に”掛けてない”んですよ。
相手にリアクションしていない。
銃口を突きつけられても、首をグイってされても、
両方から手を伸ばされても、自分の表情を崩さない。
それは彼女のアイドル性でもあるし、
相手の気持ちがわかっていない側面でもある。それがμなんですよね。(山中)

■『Caligula Overdose』パッケージイラスト
パッケージ(カリギュラODレイヤー分け素材
格好いいね……カリギュラシーズン1の集大成みたいな絵ですよね。
無印のときも思ったんですけれど、
このパッケージを世に出せた時点で僕は満足です。(山中)

彫像、お花、カタルシスエフェクト、
カリギュラの要素を全部を詰めた絵ですよね。
Lucidとμの関係性みたいなものも含まれているし、
良い絵だと思います。(おぐち)

ビジュアルの中でμに人間性が産まれているような表情も印象的ですね。
今後もこれを超える絵をいっぱい作っていきましょうという感じですね。
宜しくお願いします。(山中)

お願いします!(おぐち)

■コンセプトアート ※アート展追加イラスト
コンセプト1完成修正
キャラクターデザインが一通り揃ったあとに、まず描いてもらった絵です。
どういうゲームにしていくかという周りに伝えるために、
僕とおぐちくんの2人の中にしかないものを、
初めてアウトプットした絵ですね。(山中)

かわいらしいアイドルと、悪役集団みたいな主人公たち、
花と、白。
今後も一貫して描き続けることになるテーマですね。(おぐち)

■主人公イメージボード ※アート展追加イラスト
イメボ 完成 (1)
カリギュラという作品を描き慣れていってもらう中で、
おぐちくんに自由に描いてもらった絵ですね。(山中)

キービジュアル候補のひとつでしたね。
作品の空気感がわかるように、と思って描きました。
カタルシスエフェクトで体の内側から出てきて、
肉体を崩してしまう感じというのを表現したかった絵になります。(おぐち)

アート展キャプション公開 ~オスティナートの楽士&バーチャドール編~

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展のキャプション公開第3弾!

今回はオスティナート(執拗反復)の楽士&バーチャドール編です!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。
※※※※※
特に今回は楽士の1人ウィキッドのイラストが掲載されています。
ゲームの大きなネタバレになるため、
ご了承のうえ、読み進めてください。
※※※※※

■スイートP ※アート展追加イラスト
201_スイートP
これは本当におぐちくんのおかげで味付けを変えたキャラですね。
もともとは甘ロリの方向で考えていたんですよ。
話し合いの中でおぐちくんから「ゆめかわいい」という
ジャンルがあるというアイディアをもらって、
そこから全部設定書き直したという経緯がありました。
それでスイートPの方向性は固まった感じがします。(山中)

楽士たちはアイドル性、タレント性みたいなものを強めたかったので、
より最新のトレンド感を入れたかった感じです。
ピンクと水色のカラーの組み合わせって
2019年の今でこそ原宿行けば溢れているカラーなんですけど、
2015年当時はそこそこ新しかったと思います。(おぐち)

■少年ドール ※アート展追加イラスト
202_少年ドール
ビジュアルからは想像もつかない人気が出てくれた子ですね。
見た目から汲み取れるものは相当少ないです。(山中)

設定的にもすべてを隠そうとしているキャラクターなので、こうなりますね。
それでもゲームをやって
内面を好きになってもらえるというのは嬉しいですね。(おぐち)

見た目だけ言うと「ザコ敵じゃん!」と言われかねないんですけど、
この姿も彼のひねくれの果てなので。
カッコいい姿を選ぶなんていうのは彼の自意識が許さないんですよ。
そこらへんのちょっと面倒な性格がODではいっぱい出てましたね。(山中)

■ミレイ ※アート展追加イラスト
203_ミレイ
女王様ですね。
とても二次元的というか、漫画やアニメっぽいというか、
とてもシンボリックな見た目をしています。
女王様のような見た目で、女王様のような中身。(山中)

帰宅部のほうが複雑な性格しているんですけれど、
楽士たちは神格化しやすいアイドルの側面があるので極端化しますよね。
どちらかというと楽士側のデザインの方が、
ゲームのキャラデザとしては普通だと思うんですけれど、
カリギュラにおいては異質っていう感じが出せていたらいいですね。(おぐち)

ある意味メビウスってなんでも理想が叶う世界なんですけれど、
恥ずかしげもなくこういう格好を望めるという時点で
やっぱり楽士は敵なんですよね。
そのまっすぐさにボスの風格があるんですよ。(山中)

■イケP ※アート展追加イラスト
204_イケP
いっぱいリテイクを出しましたね……
こうしたらもっとダサくなる!
ああすればもっとダサくなる!
と微調整をお願いして困らせた記憶があります。(山中)

塩梅が難しかったですね。
ダサいんだけど本人はカッコいいと勘違いしても仕方ないなぁというライン。
膝に巻いてる布とかも、これだー!ってなりましたね。(おぐち)

顔は良いんだけどね。(山中)

顔は良いんですけどね。(おぐち)

■シャドウナイフ ※アート展追加イラスト
205_シャドウナイフ
シャドウナイフに代表されるように楽士って、
自分のカッコイイを突き詰めている存在だと思うんですよね。(おぐち)

そういうものをずっと追い求められる執拗さが楽士たちにはありますね。
執拗反復(オスティナート)だし。(山中)

大人になっていく中で忘れていくような格好良さを
いつまでも手放せない奴らみたいな。(おぐち)

そうね、本来器用に生きていくためには
捨てなければならなかったものを捨てられなかった人たちで、
それをメビウスという奇跡のおかげでそれが肯定されている。
だからシャドウナイフの中二病だって、
他人が笑おうがどうでもいいって感じですよね。(山中)

■ウィキッド ※アート展追加イラスト
206_ウィキッド
出すんですか?(おぐち)

出します!
ウィキッドに関しては本当にこの見た目を出してあげる機会がなくて
申し訳なかったなと思っています。
最初敵で仲間になる鍵介とか、このウィキッドとか、
プロモーションで扱いづらいキャラクターを用意してしまうんですよね。
宣伝担当を困らせてしまうんですけれど、またやっちゃうんだと思います。
作った絵は全部見せたいんですけれど、
作品として護るラインも同時に存在するので難しいですね。(山中)

ウィキッドは楽しかったですね。
元の茉莉絵ちゃんからどう変化させようかって。タイツ裂いてみたり。
完全な変身じゃなくてもともと持っているものの変化だけで、
二面性を出すというのにこだわれてよかったです。(おぐち)

■ソーン ※アート展追加イラスト
207_ソーン
楽士で並べると浮くんですよねソーン。
でも僕がやりたかったことのひとつが彼には詰まっていて、
色物集団の中でセンター張ってるやつだけが普通の見た目っていうのと、
そいつが一番中身が色物っていう構図。(山中)

楽士の中で例外的に見た目にアイドル性をもたせていないんですけど、
それが逆に不気味っていうのがいいですよね。
飾り付けなしの才能で勝負みたいな。(おぐち)

ソーンは本当に、手前味噌ながらかなり印象に残る敵だったと思いますね……
あとなんかアニメ版のソーンがやたら可愛かった……(山中)

■梔子 ※アート展追加イラスト
209_梔子
OD組に関しては、
山中さんともツーカーになっていたので、かなり早かった気がしますね。
設定を説明されてスーッと浸透してくるものがありました。(おぐち)

特に梔子はおぐちデザインですよね。
なんというか、出会う前のおぐちくんが得意としていた
感じの要素が多かったのもありますよね。
カリギュラやっている間なりを潜めていたタイプの。(山中)

言われてみれば確かに
『イラストレーターおぐち感』ありますね……。
梔子に限らず追加の4人は愛されていて嬉しいです。(おぐち)

■Stork ※アート展追加イラスト
208_Stork
降って湧いてきた感じです。(おぐち)

いや、本当に僕はおぐちくんの絵が大好きで、
多分トップクラスにおぐちファンだと思うんですけど、
Stork見たときは改めてこの人は天才なんだなと思いましたね。(山中)

なんでしょうね、
これ出したときお互いに言葉もなく採用!となったので、
なにかハマったんでしょうね。
特にふざけているわけでもなく、
カリギュラのキャラ作りのルールに則ると、
彼はこうなるんですよね。(おぐち)

なんていうんでしょう。
ユーモアとしても、
カリギュラが20キャラ近く真面目に今まで出してきたので、
めちゃくちゃフリが効いてて面白いっていう。(山中)

■Lucid ※アート展追加イラスト
003_Lucid
主人公の楽士ルートの姿ですね。
透明人間にしようというのは里見さんのアイディアで、
それを受け取って色々考えたんですけれど
純粋な透明人間はデザイン映えさせるのかなり難しいので、
どうしよっかな~とうんうん頭を捻りましたね。
それで辿り着いたのが、
動的に元の形状を立体で感じさせる透明人間。(山中)

Lucidは楽しかったですね。
楽士ルートのコンセプト自体が好みだったので、
どう悪役めいた姿にしようかなという感じで。
玉座絵の座り方のおさまりも格好良くできたので満足です。(おぐち)

■μ(ミュウ) ※アート展追加イラスト
301_μ
μは本当にね~。
今でこそアート展でもいっぱい展示いただいて
皆様から愛していただいているんですけれど、
覚悟もいりましたねこのデザインとカラーリング。
教科書で絶対にやるなって言われている要素を軒並み満たしていますから、
色んな所から白すぎるって怒られましたね。
若さゆえに「知らねー!!!」って思って、変えなかったんですけど。(山中)

そうですね~。試しにもうちょっと色を足したものを、
とか試作はしてみたこともありましたけど、
結局今の形を通していただきましたね。
でも僕いっぱいμを描いたんですけど、
一切μに近づけている感じがしないんですよね。
彼女は結局システムなので、からっぽなんだなというのがわかるだけで。(おぐち)

μに「何かしたいことはないの?」と聞いても
「あなたのしたいことがしたいんだよ!」としか返ってこないので。
それは実は哀しいことですよね。(山中) 

■アリア ※アート展追加イラスト
302_アリア
バーチャドール組に関しては実在感、非実在感みたいなものにこだわって、
人間キャラクターとコントラストが出るように作りましたよね。(おぐち)

おぐちくんには
「μとアリアだけは別次元の存在なので、
カリギュラのデザインのグランドルールから逸脱していいし、
むしろ逸脱してるってことをデザインでわからせなきゃいけない」
という話をずっとしてましたね。(山中)

アリアに関してはμとの違いも出したかったんですよね。
母性と父性の違いだったり、想像と調和の違いだったり。
考えることが多くて楽しい仕事でした。(おぐち)

アート展キャプション公開 ~帰宅部カタルシスエフェクト編~

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展のキャプション公開第2弾!

今回は帰宅部のカタルシスエフェクト編です!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。

 

■主人公(男)CEver.
001_主人公_CE
カタルシスエフェクトという設定を出して、
デザインをする中で「胸から花が咲く」というアイディアが
おぐちくんからポッと出てきた瞬間に方向性が固まりましたね。
デザインにメッセージを込めることができたし、
僕自身も花言葉という作品を象徴する遊び心を加えることができました。(山中)

山中さんがこだわっていた
「神(制作側)の都合でわかりやすい色分けとかをキャラクターに与えたくない」
というものの一つのアンサーでしたね。
彼は元気だから赤、クールだから青じゃなくて、
あくまで自然色の花で表現するという。(おぐち)

■主人公(女)CEver.002_主人公(女)_CE
男性主人公とカタルシスエフェクトは共通なんですけれど、
女性主人公だと武器が大きく見えて可愛らしいですね。
女性主人公は女性からモテる女性というのを目指して作ったんですよね。
でもいわゆる「アネキ」系の強烈なリーダーシップではなく、
自然と人が集まってくるような。(山中)

そうですね。そこの違いは大きいですよね。
うーん、なんか改めて見て
自分こんなにいっぱい描いたんだなって驚いています。(おぐち)

そうですよ。
アート展にスペースの都合上置けなかった絵もまだまだありますので。(山中)

■佐竹笙悟CEver.
101_笙悟_CE
カタルシスエフェクトは笙悟から作った気がします。
モチーフもわかりやすいし、
彼を縛っている手錠とかも割と難易度低いですよね。
内面の吐露としてはとても示唆的というか。(山中)

あんまり詰まった記憶もないですね。
山中さんからキャラクターの話はずっと聞いていましたし、
彼のイライラの爆発がでっかい銃として顕れるのも
割とスムーズに収まったのを覚えています。
試み自体は挑戦だったので、笙悟がはまったことで色々固まりました。(おぐち)

■響鍵介CEver.
104_鍵介_CE
彼も制服を肩にかけてますね。(山中)

そうなんですよね。着方でキャラクターを表現できたらなって。
「あ、今日鍵介っぽく着こなしてみよう」みたいなことができるように。
これも色で人を分けないっていう
二人のこだわりの中での解決策のひとつですよね。(おぐち)

そうですね……色だけでわかる、
シルエットだけでわかるって神側が識別のために作った嘘なので、
「いかに神がいないように見せるか」みたいな。
それだけに縛りはきついんですけれど、現実に許される範囲の中で、
どう個性付けできるかという……
なんか本当にごめんね……苦労したね……。(山中)

■巴鼓太郎CEver.
103_鼓太郎_CE
彼のストーリーを読んで、全体的な背伸びみたいもの。
身の丈にあってない格好良さみたいなものを
表現したいと思っていたので、とても楽しかったですね。
とにかく鼓太郎は彼がカッコいいと思ってるものを
いっぱい身につけているんだぞというのが
描いていて気持ちよかったですよ。(おぐち)

そうだね、その格好良さが世間からズレていたとしても、
彼のことを知ったらそれを安易にダサいなんて
言えないところが愛おしいですよね。(山中)

■峯沢維弦CEver.
102_維弦_CE
肩掛けコートは開発には不評でしたね~(笑)
めちゃくちゃ干渉するからモデル難しいからね~。(山中)

そうでしょうねぇ……
でも山中さんは割とゲームの都合でデザインに
制約を作らないでいてくれますよね。
作りづらいんでこう直してくださいっていうのがない。(おぐち)

まぁカリギュラで僕のゲーム作り人生終わるかもしれないんで、
自分がかっこいいと思うもの作ったほうがいいですよ。
開発には、「これ実現したらかっこいいんでお願いします!!」
ってめちゃくちゃ謝りますけど。(山中)

■琵琶坂永至CEver.
109_琵琶坂 永至_CE
後に口がガパッって開くんですけれど、
この段階では頬がビリッとするだけという。(山中)

全貌がこの時点では見えないという。
でも人気も出てくれて良いキャラクターになったんじゃないですか?
後発のキャラ4人も人気があって嬉しいですけどね。(おぐち)

そうですね。琵琶坂は特に飛び抜けて人気がありますね。
でも彼の内面をリアルに考えると、
もっと嫌いって声があってもいいんですけど……
どれだけ格好良くても、
もっと嫌われるやつを作りたいなっていう目標もできました。(山中)

ズルい男ですね。(おぐち)

■柏葉琴乃CEver.
105_琴乃_CE
ニーソとかニーハイとか、現実で見ると「あざといな」「やだな」って思う
アイテムを入れてみたんですけど、
そこに引っかかりを覚える人あまりいなくて、
二次元表現においてのこのアイテムの浸透力を思いしりましたね(山中)

割とカタルシスエフェクトは攻めですよね。
貞操をイメージさせる下半身ガチガチにするという意匠。
子供を思わせる天使っぽさもいれつつ……
一見綺麗だけれど
そこに重い意味があるという構造がとても楽しかったです。(おぐち)

■篠原美笛CEver.
107_美笛_CE
美笛ちゃんのカタルシスエフェクトが
一番作品を説明する上でわかりやすいですよね。
摂食を嫌って口が隠れている、とか……
僕はいつも説明の時に美笛ちゃんを例に上げていた気がします。
もちろんその後に重いのか軽いのかっていう
ミスリードは仕込んでいるんですけれど。(山中)

そうですね~。この形になっているのは何故?
っていう問いかけみたいなものが割とうまくいったのが
美笛ちゃんかもしれないですね。
デザインを”何故?”で見てくれるのが一番うれしいですね。(おぐち)

■神楽鈴奈CEver.
108_鈴奈_CE
この子に関しては僕がずっとやりたかった
「救いすぎることがいいことではない」というののために、
色んなものを積んでくことができたかなって思いますね。(山中)

うーん。そうですね。シナリオ読んだときもそこが一番印象的でしたね。
優しくすればするほど辛くなるような。(おぐち)

人間、他人に優しくすることなんてとても簡単で、
でもそういう対象を何人も増やしていくことはできないので。
どこかで手放さきゃいけないみたいなシチュエーションもあるんですけれど、
その勇気がねぇ。(山中)

いやー、難しいですねえ。(おぐち)

■守田鳴子CEver.
106_鳴子_CE
鳴子だけでカタルシスエフェクトで身体が変わらないというのがいいですよね。
変化するのは所持しているモノで、本人には大きな穴が開くだけ。(山中)

そうですね~。内面から溢れ出たものが武器になるんですけれど、
周りに流されたりその場の空気で動く鳴子には中身がないんですよね。
だから持っているものにしか執着がない。
それがカタルシスエフェクトにも現れています。(おぐち)

ゆえに自己評価がとても低い子ですね。
自分の根っこのなさで不安な中よく頑張ったと思います。(山中)

■天本彩声CEver.
110_天本 彩声_CE
カタルシスエフェクトは攻めましたね。
ここまでやってもいいんだなっていうのは
ODだからこそのデザインだったかもしれません。
男性への恐れの象徴として
スタンガンにしたいっていうのは話していたんですけれど、
こんな業務用のスタンガンになるとは発注段階では思わなかった。(山中)

確かに……でもかなりわかりやすいキャラクターですよね。
衝動が強いし、この姿になるだろうなって思います。
手袋もスタンガンもバイザーも。
ここまで強い気持ちがあると、デザインにも反映するのも楽です。(おぐち)

■アリア(大人ver.)※アート展追加イラスト
302_アリア(大人)
『創造』を司るμを護る『調和』の騎士アリアという位置づけですね。
アイドル感と騎士感のマッシュアップです。
イメージはリボンの騎士ですかね。(山中)

ウランちゃんに続き奇しくも手塚治虫つながりですね。
大人アリアを使うシーンは山中さんから聞いていたので、
少し戦闘的な見た目で。(おぐち)

あんなにも優しかったアリアに恨まれ、
「お前を選んだのが間違いだった」とまで言わしめる展開は
書きたかったもののひとつだったので、
その呪詛が映える神聖な見た目にしてもらったと感じています。(山中)

アート展キャプション公開 ~帰宅部編~

 

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展。
多くの方に来場いただき、トークイベントも大いに盛り上がりました。

一方で、地方のお住まい方などには、アート展に行きたいけど行けない。
との声も多くいただきまして、この度アルマビアンカ様のご厚意で、
アート展にて展示したプロデューサーの山中と、
イラストレーターのおぐちさんのキャプションを、
当ブログにて公開したいと思います。

かなりのボリュームとなるため、
まずは帰宅部編からです!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。

■主人公(男)主人公_500
プレイヤーの写し身であり、妄想の器になる存在なので、
どんな性格でも当てはめられる容姿になるように微調整した覚えがあります。
アツくてもクールでもキザでもヘタレでも通るようにと。
アイテムも性格を決定づけない、どっちとも取れないものばかりです。(山中)

カリギュラ全般、
ガワだけではすべてが伝わらないようにという話で進めていきましたね。
キャラデザとしては邪道なんですが、
カリギュラでは”人は一見しただけではわからない”というのが大事なので、
そこの共通認識がありましたね。(おぐち)

■主人公(女)002_主人公(女)
正直、自信作ですよね……。(おぐち)

そうっすね……。(山中)

ODに関しては僕と山中さんの中で共通認識が出来上がっていたので、
とにかく早かったです。
お客さんがどこらへんまでなら
受け入れてくれるかもある程度わかったし。(おぐち)

男主人公は曖昧な要素だけを選ぶことで器のふわふわ感を出したんですが、
女主人公に関しては顔・服・声と対極の要素を複数用意することで
平均値としてのふわふわ感に落とし込むという
違うアプローチでの主人公描写でした。(山中)

■佐竹笙悟
101_笙悟
笙悟が受け入れられるかどうかが重要みたいな話はずっとしていましたね。
本来キャラクターデザインというのは”わかりやすく作る”が鉄則なんですが、
カリギュラはあえて”わかりにくいもの”を作ろうというコンセプトなので、
わかりにくさの極致である笙悟が大事でしたね。(おぐち)

「わかりにくい」だけだと成立しないんですが、
「わかりにくい」→「だから気になる」
「だからこそ知りたい」というユーザーとの関係性がきちんと作れれば
コンテンツになりうるという持論でした。
社内レビューではボロクソでしたけど(笑)信じて進んで良かったなと思います。(山中)

■響鍵介
104_鍵介
鍵介はなぁ~。シナリオ書いてるときから顔が浮かんでた気がしますね。
アーティストに憧れている意識の高いワナビーみたいな子なので……
なんか……かわいいやつですよ。本当。(山中)

最初は敵というキャラクターなので、
見せ方は苦労しますけれどデザインとしてはとても楽しいですよね。
靴下が黄色だったりとか
「ちょっと他人と違うぜ」っていう感じが彼のポイントですよね。
リアルでもキャラらしさを真似できるっていうのはいいですね。(おぐち)

■巴鼓太郎
103_鼓太郎
好きですね……。(おぐち)

鼓太郎のサングラスみたいな、
”外し”って作品の中で重要だと思うので
この並びに鼓太郎がいることが本当にでかいですよ。
親しみやすいダサさみたいなものって必要不可欠だと思っていて。
それを怖がらずにやれてよかったなって思ってます。(山中)

デザイン的な話をすると、
Tシャツにがっつり絵の模様が入ってるキャラクターって
珍しいんでそれができたのはよかったですね。
新しいことデキたな~って感じがして。(おぐち)

■峯沢維弦
102_維弦
正統派美形ですね。美形を作ってくださいというのがマストの発注でした。
素直といえば素直ですね。
このビジュアルがこの世界観の中で一番の美形です
というラインを引くキャラクターです。ですので、
最初に上がってきた維弦くんは割と悪役感が強かったこともあって
リテイク出したの覚えています。(山中)

そうですね、割と険のある感じで出した気がします。
この人のことを知りたいと思わせるモチベーションを保つために、
とにかくかっこよくというのはやりきれたかなと思います。(おぐち)

■琵琶坂永至
109_琵琶坂 永至
琵琶坂。(山中)

うーん、琵琶坂。楽しかったですね。(おぐち)

明確だった気がしますね。
彼を作る上でやらなきゃいけないこともやるべきことも。
デキるやつって刈り上げるよね、みたいなね。(山中)

そうですね。ツーブロックにしますよね。
キャラクターデザインとしては邪道なんですけどね。
これだけのアシンメトリー。(おぐち)

左右反転して違うデザインになるの開発にも喜ばれないしね。
360度回転してもキャラクターの印象がブレないようにするのが
鉄則だと思うんですけど、琵琶坂はどっちの角度から見るかで顔が違う。
それこそが琵琶坂なのかもしれない。(山中)

■柏葉琴乃
105_琴乃
琴乃さん。琴乃さんは中身が中身なので、
まっすぐ正統派ヒロイン風にしたいですっていう発注でしたね。(山中)

そうですね。メビウスっていうなりたいものになれる世界の中で
とってもまっすぐ見た目を選択した子というか。(おぐち)

ある種琴乃さんは男性の目線のためにこの姿を選んだ人なので、
この格好は他人のためにある格好なのが面白いですよね。
ファッションは自己表現の側面もあるんですけど、
琴乃にとってのファッションは
他人ウケ全振りで服を着てるところがリアルで好きです。(山中)

ゲームとしてはウケのために服を着るというのはとても王道なんですけれど、
カリギュラの中ではちょっと違和感がある。それがいいですよね。(おぐち)

■篠原美笛
107_美笛
健康美、健康的なエロスというものを意識していた気がします。
蠱惑的な、というな露出が多いエロスではなくて、
ただただ女性が健全で健康的であるというところから
出る魅力を体現できればという感じでしたね。
ステレオタイプな女性性から遠ざけることでもそれって表現できるよなぁって。(山中)

女の子キャラ全般に言えるんですけれど、
パッと見で好きではなくて踏み込んで好きになれる感じを目指しましたね。
それはもうカリギュラがキャラデザ発注してもらって
終わりという仕事の関係性じゃなくて、
がっつり二人で話せたから挑戦できたことだなぁと思いますね。(おぐち)

■神楽鈴奈
108_鈴奈
鈴奈ちゃん、
鈴奈ちゃんはある意味自然に愛される記号が揃っているキャラクターなんですよね。
おっとりしてて優しくて女性的なラインだし、みたいな。
それらがトラップになっている子ですよね。(山中)

そうですね、維弦くんと同じで見た目だけで強い。
あ、でも他はキャッチーですけれど髪型だけはちょっと挑戦しましたよね。
男が考えた男による可愛さじゃなくて、
女性目線の可愛さにつながればいいなって。(おぐち)

編み込んで、巻きつけて、っていう髪型すごく好きなんですけど男からすると
「どうなってんのそれ??」ってとっても謎なんですよね。
その神秘性が魅力につながっている気がします。(山中)

■守田鳴子
106_鳴子
鳴子は好きなものを好きなように着る子ですよね。
幼さもあるけれどそれに衒いがない。気持ちいいですよね。
時代と他人を突き放すファッションという意味で
琴乃と対極にいるのかなって。(山中)

そうですね。サブカルチックというか、
日常の街を歩いているとあんまり出会わないけれど、
ゲームやアニメにはよく記号として存在しているアイテムが多いので、
他の帰宅部たちと並べたときに
見た人が違和感を覚えてくれるといいですよね。(おぐち)

■天本彩声
110_天本 彩声
あがってきたときはテンション上がりましたね。
5人目として理想的なバランスだなって。
良い顔してるなぁってずっと話してた気がする……
見た目としてはミッション系の制服をイメージしました。
異性を遠ざける神性が備わるような気がしました。(山中)

主人公との関係性を前提にしている子なので、男主人公の横にいても、
女主人公の横にいても想像が膨らむような子にしたいなぁと思っていましたね。
リボンの色はセクシュアルカラーを仕込んだんですけれど、
あまり言及されなかったですね。(おぐち)

■アリア(小)
302_アリア
デフォルメに関してはこだわりましたね。
一般的な「頭が大きくて体が小さい」というものでは
ちょっと合わないだろうなということで。(山中)

そうですね、
僕の仕事の中でもミニキャラを描く機会ってなかなかないので。
自分の中でも試したいことがあって……
それが「鉄腕アトム」のウランちゃんのような
足の長いデフォルメだったんですよね。
うまくハマッた気がします。(おぐち)

普通のミニキャラだとそういう生命体というよりも、
ギャグデフォルメのようにも見えてしまうので、これは正解でしたね。
作品内でも逆暗いことも多い旅路の中で、灯台のような存在です。
キャラシナリオは特にアリアがいないと成立しませんでしたね。(山中)

 

『Caligula -カリギュラ-』シリーズ初のアート展開催!

みなさん、こんにちは!
宣伝担当です!

 

先日好評のうちに終了した、
「プリンセスカフェ」さんでのコラボカフェトークイベントにて
発表をさせていただいたアート展につきまして、
正式に開催決定告知をさせていただきます。

 

『Caligula –カリギュラ-』3周年記念アート展

開催概要
【日時】
2019年8月29日(木)~2019年9月29日(日)
【場所】
MAGNET by SHIBUYA109 5F
【入場料】
無料

 

シリーズ初となるアート展では、
キャラクターデザインを担当するおぐち氏がこれまでに描いた美麗なアートを、
大きなパネルにて展示いたします。
また、ゲームのプロモーションとして描かれた法人特典イラストなど、
レアなイラストも展示予定。
これまで大きく見ることができなかったイラストも
細部まで見ることができます。

展示イラストには、
プロデューサーの山中拓也とおぐち氏によるコメントも新たに掲示。
シリーズ初期からのコアなファンの方にはもちろん、
最近「カリギュラ」を始めた、
もしくは知らない方でも楽しめるアート展となっております。

 

アート展開催を記念して、限定グッズの販売も決定。
今までグッズ化されてこなかったイラストを使用したグッズも販売予定で、
詳細は後日発表致します。
また、キャストが登場するトークショーも企画中。
詳細をお楽しみにお待ちください。