千年前、人間たちの暮らす世界に「魔族」による侵攻が行われた。
魔族はこの世界の「乱れたエネルギー」が
自分たちの世界を脅かすものとして
それを管理するために侵攻、支配を行い、
そして、地上に「大結界」を施す。
大結界によって地上の磁場は大きく乱れ、気候は荒れ狂い、
世界から「青い空」 が失われてしまう。
そして、その「歪み」の影響から「黒き流れ」と呼ばれる海流が生まれ、
海を四方に引き裂き、多くの都市が飲み込まれた。
大半の人間は死滅し、
わずかに生き残った者たちが海路を絶たれたことで
戦力を大きく分散され、やがて魔族の支配に屈することになった。
それから数百年、世界はいくつかの「ゾーン」に分断されて統治が進み
魔族を頂点として新たな階級社会が築かれ、独自の文化が形成された。
だが、どれだけ時が流れようとも、
人間たちの抵抗の炎が潰えることはなかった。
そして今、世界は再び大きく動き始める──