アート展キャプション公開 ~シリーズ変遷イラスト編~

みなさん、こんにちは宣伝担当です!
8月29日(木)~9月29日(日)にMAGNET by SHIBUYA109で開催された、
『Caligula -カリギュラ-』3周年記念アート展のキャプション公開第4弾!

今回はシリーズ変遷イラスト編です!

なお、記載されている内容にはネタバレを含むため、
ゲーム未プレイの方やネタバレを避けたい方は、
ブログをそっ閉じしてくださいませ。

■『Caligula -カリギュラ-』キービジュアル
aカリギュラキービジュアル
キービジュアルってのは作品がどういうものかを表すものなんですけど。
明るい場所にいるラスボスと、
悪役のように暗い場所にいる主人公というキーワードで作った絵ですよね。(山中)

主人公たちのやることも、μたちのいる世界にとって
悪でしかないということを表せたらいいなって感じですよね。
それぞれの立ち位置があやふやなのもカリギュラの魅力なので。(おぐち)

これが作品としてはじめて人の目に触れる絵だったので、
μちゃんを可愛いって思ってもらうこと。
この子が殺すべき対象になるなんて
思いもしないようなビジュアルにしたかったですね。
そのいびつさがカリギュラの
ファーストインプレッションとしては正しいのかなって。(山中)

■『Caligula -カリギュラ-』パッケージイラスト
カリギュラ パッケージ(レイヤー別
主人公のことを慈母のように包み込むμと、
それに対して銃口を向ける主人公というのは最初から決まっていて、
それをどういう構図に収めるかというだけの話でしたね。(山中)

自分のことを愛してくれる相手に、エゴを突き通すというものですからね。
店頭に並ぶということなので、
多くの人が気になって想像が膨らんで
手にとってもらえるようなものを目指しました。
自分の絵が店頭に並ぶのは嬉しかったですねぇ。(おぐち)

■『Caligula -カリギュラ-』1周年記念イラスト
一周年イラスト3
主人公側がμを攻撃する絵面、どっちが味方かわからない、
という意味でキービジュアルとパッケージの間の子みたいな絵ですよね。
後のLucidを感じさせるかのように主人公の顔がちょっとずつ悪く……。(おぐち)

どんどん顔つきは悪くなっていきますよね。
からっぽの器としてスタートした主人公なんですけれど、
そこにプレイヤーの皆さんの気持ちがどんどん溜まっていって
悪くなってきたのかなとすら思ってますけどね。(笑)
メビウス側にいたい、楽士側にいたい、現実最悪、
という気持ちが反映されてLucidになっていったのかなぁ。(山中)

■『Caligula Overdose』キービジュアル
キービジュアル
絵の中にシンボリックなものは散りばめていきたいというのは常にあって、
何故こういうポーズなのか、何故こういう花なのか、
というのは考えていますね。
μをそれぞれの立場とエゴから取り合っている感じですね。これは。(おぐち)

μの表情って芝居として常に相手に”掛けてない”んですよ。
相手にリアクションしていない。
銃口を突きつけられても、首をグイってされても、
両方から手を伸ばされても、自分の表情を崩さない。
それは彼女のアイドル性でもあるし、
相手の気持ちがわかっていない側面でもある。それがμなんですよね。(山中)

■『Caligula Overdose』パッケージイラスト
パッケージ(カリギュラODレイヤー分け素材
格好いいね……カリギュラシーズン1の集大成みたいな絵ですよね。
無印のときも思ったんですけれど、
このパッケージを世に出せた時点で僕は満足です。(山中)

彫像、お花、カタルシスエフェクト、
カリギュラの要素を全部を詰めた絵ですよね。
Lucidとμの関係性みたいなものも含まれているし、
良い絵だと思います。(おぐち)

ビジュアルの中でμに人間性が産まれているような表情も印象的ですね。
今後もこれを超える絵をいっぱい作っていきましょうという感じですね。
宜しくお願いします。(山中)

お願いします!(おぐち)

■コンセプトアート ※アート展追加イラスト
コンセプト1完成修正
キャラクターデザインが一通り揃ったあとに、まず描いてもらった絵です。
どういうゲームにしていくかという周りに伝えるために、
僕とおぐちくんの2人の中にしかないものを、
初めてアウトプットした絵ですね。(山中)

かわいらしいアイドルと、悪役集団みたいな主人公たち、
花と、白。
今後も一貫して描き続けることになるテーマですね。(おぐち)

■主人公イメージボード ※アート展追加イラスト
イメボ 完成 (1)
カリギュラという作品を描き慣れていってもらう中で、
おぐちくんに自由に描いてもらった絵ですね。(山中)

キービジュアル候補のひとつでしたね。
作品の空気感がわかるように、と思って描きました。
カタルシスエフェクトで体の内側から出てきて、
肉体を崩してしまう感じというのを表現したかった絵になります。(おぐち)